微分方程式の一般解
次の微分方程式を解く:
dxdy+y=xsinh(x)
解答:
積分因子 μ(x)=ex を掛けると、
exdxdy+exy=xexsinh(x)
左辺は dxd(exy) となる。右辺を計算するため、sinh(x)=2ex−e−x を代入し、
∫xsinh(x)exdx=21∫x(e2x−1)dx
部分積分を行い、解を求めると、
y=e−x(21(2xe2x−41e2x−2x2)+C)
整理して、
答え:
y=(4x−81)ex+(C−4x2)e−x
複素関数の極と積分
(i) 極の特定
関数 f(z)=z4+11 の極は、z4=−1 の解である。
解は z=ei(π/4+kπ/2) (k=0,1,2,3)、すなわち
z=±22±i22
答え:
極は
z=eiπ/4, ei3π/4, ei5π/4, ei7π/4
(ii) 複素積分の計算
上半平面の半円周 C に沿う積分を留数定理で計算する。上半平面内の極は eiπ/4 と ei3π/4 の2つ。各極の留数は
Res(f,eiπ/4)=4ei3π/41,Res(f,ei3π/4)=4eiπ/41
留数の和は −22i。積分値は
∫Cf(z)dz=2πi⋅(−22i)=2π
答え:
2π